< 登山のお勉強 >
※これらは私の個人的なやり方・感想ですので
参考程度にご覧ください。
読図
私が山に登る際には、読図の道具として「コンパス」「山と高原地図の必要な範囲のコピー(A4程度)」「2万5千分の1地形図」そして山と高原地図の本体も持って行きます。
地図は、ジッパー付きのA4が入るサイズのビニール袋に帽子止めを付けて、大事な地図を風で飛ばしたり落としたりして無くさないようにしています。ビニール袋の片面には「山と高原地図のコピー」その裏面に「2万5千分の1地形図」に磁北線を引いたものをセットしています。
「山と高原地図」で広範囲を見つつコースタイムや目印などの概略を把握し、「2万5千分の1地形図」で詳細な等高線を読み込んだり磁北線を使用して目標地点の方角を確認したります。
「2万5千分の1地形図」は一見とても情報が少ないように見えるかもしれませんが、実は「山と高原地図」では把握しきれない地形の情報がとってもいっぱい詰まっています。
それについてはここではとても書ききれないので、興味のある方には平塚昌人著「入門講座-2万5000分の1地図の読み方」を超おすすめします!
読図に慣れるには山で実際に地図を見ながら登るしか無く、毎月山で読図の練習をしたとしてもだいたい1年くらいはかかる、と言われているようです。私もまだまだ勉強中。ですが平塚さんの本を読むことで、飛躍的に読図能力が身に付き、また読図がとても楽しくなりました。
実際の登山では、読図山行でもない限り、あまり頻繁に立ち止まって地図を確認することは出来ないかと思いますが、ちょっとした休憩や出発前に、なるべく地図を見て確認する癖を付けることをおすすめします。
実際に山で地図を読みながら歩いてみると、思い通りにならないことがいっぱいあると思います。その経験を積み重ねていくことが大切だと思います。
最初は、みんなのうしろをついて歩く登山でもいいと思います。私がそうでしたし。
でも、「連れて行ってもらった」山って、あんまりよく覚えてないんですよね。自分がどこの登山口から登ってどこを経由して登ったとか、どういう特徴がある山だとか・・・。
それに気付いてからは、「せっかく登ったのにもったいないな」と思うようになって、少しずつ地図を見たり事前にこれから登る山のことを調べるようになりました。